『罰 執行』


玉子を100個喰う。 ソレは思っていたよりもずっと過酷な罰でした。
コレを選んだのは、そこそこ辛くてそこそこ面白いだろうと言う簡単な理由でした。
しかし、そこに待っていたものは地獄に他なりません。

コレはその地獄の全記録です。

面白いのかどうかは保障しかねますが、読んでいただけるなら光栄です。
ココからは私が罰執行中に書いていたメモを元に時間記でお送りいたします。

なお、画像が多く使われておりますので
ナローバンドの方はゆっくりとお読み頂く事をお勧めいたします






AM 10:10
とりあえず、玉子を100個を買出しに行かねばなるまい。
重い足を引きずりつつ、近所のスーパーへと向かう
一気に10パックを買うつもりだったが、なんとなく2回に分ける事にする
「すこやか鶏のめぐみ」とか言う玉子が
特売で安かったのでこれにしてみる

1パック198円。通常は228円。 30円のお得。
10パックで計2078円。 勿論、自腹である。

貧乏人にはつらいところだ。
AM 10:30

罰執行 スタート。

明日のAM10:30までに玉子を100個喰わねばならない。
今更ながら、軽く凹む。

とりあえず、パックのままで並べてみていきなり途方にくれる。
本来なら、ピラミッドでも作って遊ぼうと思ったが、
やってしまうと、逃げ出してしまう可能性大なので中止。
いかん、甘く見ていたぞ この罰を。

とりあえず、冷蔵庫にしまう事にする。 が、
量が量だけに冷蔵庫におさまりきらない。
ちょっと、無理をしてつめこんでおいた。

うーん。やばいな・・・
AM 10:40

いつまでも凹んでいても数は減らないので調理開始。

まずは、玉子10個を使いだし巻き玉子をつくることにする。
ボールに玉子を10個割ってみると吐き気がしてきたので
憎しみを込めて混ぜたおす。

とてもきれいに混ぜたところで、だし巻きにとりかかるが、
いかん。
でかすぎて上手く巻けん。 重い。
しょうがないので、急遽オムレツを作る事にする。
AM 11:00

だし巻きとオムレツが完成。
だし巻きに至っては、厚さが3.5センチもある。
オムレツもかなりデカイ。

・・・いただきます。
AM 11:00
だし巻き玉子、半分で腹一杯になる。
そしてこの罰を選んだことを

恐ろしく後悔する。
ヤヴァイですね。


ご飯を食ったことが間違いであるとは思うが、
玉子だけではどう頑張っても喰えないからしょうがない。
AM 11:24
ごちそうさまでした。 玉子10個完食。 残り90個。

すでに気分が悪くゲロを吐きそうである。
嗚呼・・・辛い・・・
残りは90個・・・

死ぬと思うな多分。

ちょっと、小休止。
ゲームをやって、現実逃避。

PM 0:30

いつまでも現実逃避しててもいかんなと思ったので
何とか玉子を楽に喰う方法はないかと思い、
「プリン作り」を思いつく。

しかし、プリンを焼くのに耐熱のいい容器が見当たらなかったので
家を物色してみたところ、
戸棚から、全く時代のわからない「プティングセット」を発見。
喜び勇んで、あけてみて浮かれて見るが、
ふと冷静になっていつのモノなのか調べてみるが
まったくわからない。 謎。

まぁいい。
プリン作りである。
PM 1:00
プリン作り スタート。

やたらと古めかしい付属をレシピを参考に作る。
家にあった牛乳は200ccちょっと。
レシピによると玉子三つで、牛乳は300ccらしいが
関係ない。 玉子多め。

香り付けにバニラエッセンスか、ブランデーを入れろと
書いてあったが、無視。
酒は嫌い。金はなし。 ちっ!
PM 1:30
プリンを焼きに入る。

オーブンレンジは汚れまくっているが気にしない。
いや、気にしてられない。
レシピによれば、50分焼くらしい。

ちなみに使用した玉子は3個。 残り87個
先はかなり長し。
PM 1:45
ただ待っているだけというのもどうかと思い、
目玉焼きをつくる。 
玉子5個使用。 残り82個。
ビデオを見ながらちびちびと喰らう。

・・・しかしまぁ・・・
玉子5個の目玉焼きというのは
なんか気持ち悪いなぁ・・・・
PM 2:05
白身がどうも好きではないので先に白身を喰らう。

考えてみれば、玉子自体大して好きな訳でもなし、
はっきりと言って喰わなくなっても全くかまわないような食い物だ。
この微妙な所を付いてくる兄貴の罰は本当に恐ろしい。
様々な意味において兄弟というモノはろくな物ではない
などと考えつつ黄身を喰らう。
PM 2:10
恐ろしく沈んだ気分になりながら完食。
ご馳走様でした。
残り82個・・・
考えたらマジで吐きそうになった。

とりあえず、ココからはプリン待ち。
PM 2:20
プリン焼き上がり。

容器から出すのがメンドクサイので
そのまま喰らう事にする。
とりあえず、焼けたばっかりで熱いので
冷凍庫で急冷する。
はたして、味はどうなのか・・・
PM 2:30
とりあえず、あら熱がとれたところで、
ちとあったかいが1つ喰ってみる。

あっ!ちゃんとプリンになってる! おおっ!
さて、味は・・・・・・う〜ん・・・
玉子の味がやっぱり濃い・・・
でもまぁ普通に喰うよりはましだろうか・・・うぅ〜ん・・・
カラメルを作らなかったのがいかんかったのか
でも、カラメル嫌いやしのぅ・・・

ちなみに開始から4時間経過。
4時間で18個完食。
このペースでいければ100個突破ペースなのだが
間違いなく無理なのでプリンで数を稼ぎたい所だ。
PM 2:50
プリンが冷えるまで時間があるので
風呂に入る。
PM 3:16
風呂上りにプリン2つ目を喰う。
冷えたらまぁましかな

この勢いで残りも喰う。
PM 3:34
プリンの残り2つも完食。

かなり、こう・・・
胃から湧き上がってくるものを
感じるがここは無視の方向で。

ぐぷっ。
PM 4:30
  初ゲロ。

玉子を見ただけで吐いてしまった。
ヤバイ。 本当にヤバイ。
・・・
アト、82個もあるね。

フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ。
PM 4:40
  駄目だ。

全く喰う気がしねぇ。
冷蔵庫の前にたつと吐き気がしてくる。
アカン。 ごっつ泣きそう。

・・・あと82個。
残り時間 18時間50分
約14分に玉子1つ喰わないといかん計算。
アカン。 完全になめてた。
PM 5:10
何とか喰わねばならんなと思い、
凄い適当に玉子を焼く。
焼きあがってから何の味付けもしてなかった事に気付き、
なんとなくポン酢をかけて喰ってみる。

マズイ。泣きそうである。

でも喰う。 罰だから。
PM 5:35
なんとか、完食。
ポン酢はだめだ。
後残りは78個

死ぬって。マジで。
PM 9:45
いかん。 おもいっきり寝てしまった。
嗚呼、残り時間を減らしてどうする。

ちょうど兄貴が帰宅し、22個しか喰っていない事をしり
笑われる。 まぁ、笑うわな。
そして、このメモノートを読ませてみたところ
今まで見たことがないほどの笑顔を見せられる。

むかつく。

プリン作りに使う牛乳がきれたので、コンビニへ行く。
が、間違ってカフェオレを買ってきてしまう。

もぅ、脳が駄目だ。

しかたないので、牛乳の代わりにカフェオレをつかって、
「カフェオレプリン」を作ってみる。
美味いかどうかは、まったくもって謎。

玉子5個使用。 残り73個。
PM 10:30
やはり、カフェオレは辛いと思うので
兄貴に援助してもらい
(玉子100個、自腹なので無一文)
「牛乳」を買いに行く。
ついでに生クリームも買う。
これで、ちょっとでもマシになってくれれば良いが。
残りちょうど12時間。   玉子73個。

うふ。
PM 10:35
カフェオレプリン焼き上がり。
やばい。 まずそう。

兄貴がしたり顔でよってきたので、かなり頭にきて
「なんでこんな事せなアカンねん・・・」とボソッと言うと
「ん? 何? 喧嘩売ってんの? いつでも買うたるよ ん?」と
禍々しい笑顔で言われる。 かなり頭にきたけど無言で。
相変わらず、他人に暴力をふるい流血させたりするのが
なによりも好きな御方だ。 非常に困る。
常に誰かに殴られ殴りたいという欲求が奥底にあり
その口実の探してるだけに、時々マジで怯えてしまう。


んまぁ、今回の罰とは関係ないが。
PM 11:20
カフェオレプリンが焼けたので喰う。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・まぁ・・・美味くはない。
でも、喰えなくもない。 っていうか喰わなきゃならん。

とりあえず、次のプリンの準備をしつつ 喰う。
AM 0:17
一時間近くかけて やっと完食。

ア”− 気分が悪い。
胸焼けが酷い。
それでも、次のプリンを焼きに入る。
玉子6個使用。 残り67個。

ぐぇ
AM 0:17
又、プリンを焼く。 この罰を始めて3度目。
慣れた手付き。 整った段取り。

玉子100個喰うが為に、プリンを焼き続ける19歳。
玉子100個喰うが為に、家からほとんど出ない19歳。

駄目人間。
俺、駄目人間。


だんだんと生きる気力すら失いつつも続ける。

で、新しいプリンはカフェオレではなく牛乳を使用。
生クリームも使用し、入念にこし、空気も抜いた。
美味いかもしれない。今回のは。

妙な方向に情熱を燃やしつつ、頑張る。べフッ
AM 0:45
結構、時間的にも厳しくなって来ているので
プリン待ちの間にも玉子を喰わねばと思い
7つ玉子を割る。

調理法については何も考えぬまま
いや、何も考えられぬままに
とりあえず、あらゆる憤りと憎しみを込めて混ぜたおす。
AM 1:05
結局、単純に焼いてみる。(塩味のみ)
オムレツにしようかとも思ったけど、
もぅ何もかもがメンドクサイので
ただ、かき回して焼く。
いわゆるスクランブルエッグ。

さて、喰う。
まったくもって腹はへっていないのにも関わらず。
AM 1:10
なんと、5分で完食。
早い。 ココに来てこの早さは一体・・・
このペースで行ければなぁ・・・
嗚呼、胃が重い・・・

ごちそうさまでした。

残り時間 9時間20分
残り玉子 60個。
AM 1:27
プリン焼き上がり。 

こげた。 むしろ炭になってほしいが。
まだ、熱いので喰わない。
例によって冷凍庫で急冷する。

・・・計13個ものプリンを焼いたんか、俺。
まぁ、まだこれからも焼くんだが。

正直、見たくもないが。
AM 1:45

プリンを冷やしている間に玉子を焼く。
オムレツにしようとしたが、気力が続かず断念。
そして、初回から二度目の玉子10個焼き。
キツイ。

で、
巨大オムレツ崩れ完成。

喰え!
俺!
喰え俺!!



・・・あっ・・・味・・薄っ
AM 2:05
流石に、玉子7個喰ったあとで10個焼きは
本当に辛い。 キツイ。

グブ。

このぶ厚さはいったいなんなのか。
うぅ・・・
飲み込めない・・・
AM 2:17
10個焼き完食。

やったね。俺。
あと残りは50個だね!
やっとこさ半分来たね!


残り時間は8時間ちょいだけどね!!
まぁ、まだプリンあるけどネ!!



ウォーイ。
AM 2:25
この勢いで無茶をしてプリンを喰ってみる。

・・・・・・・
・・・あ”っ
ああ! ああぁぁぁっ!!!
完っ全にプリンや! ああ!!
ちょっと美味いしぃ!!


しかしまぁ、感動してもしょうがない。
5個もあるしな。
現に一口で飽きたしな。
AM 3:30
とりあえず、プリンを喰らい続けるが、
腹が冷えて、尋常じゃなく腹が痛いので一時中断。
でもまぁ、ぼーっとしてるのもアレなので
次のプリンの素をつくり、
玉子を割ってみる。

使用した玉子は10個。
AM 3:39
玉子5個を使用したオムレツを焼き上げる。
中はトロリと柔らかい。

俺は、オムレツを作る腕を上げて
いったいどうしようというのか。
この罰が終了した時点で、玉子はほぼ間違いなく
「嫌いな食い物」に認定されるというのに。

とりあえず、喰う。
その「嫌いな食い物」をな。  ケッ!
AM 3:57
オムレツ完食。

嗚呼、胃が回る。
心臓がぐにぐにとする感覚は何なのか。
コレステロール摂取過多なのか。
だんだんと眠気も出てきた。
コレはむしろ、肉体が現実逃避を求めてるのだと思うけど。

残り時間 6時間半
残り玉子 40個(プリン除く)
ウフふふふフフフフフフffffffff。
AM 4:30
第三次プリン完食。

もはや玉子みたくありません
プリンもみたくありません
オナカがいたいです。
どうしたものなんでしょうか
どうにもなりませんか
あらそうですか
大変ですね。
AM 5:00
第四次プリン 焼きに投入。
はっきり言ってみたくもねぇ。

きついなー たべたくないなー
うぁー おなかいたいなー
胸焼けがすごいなー
かなんなー ひえー
まどからとびたいなー
とべるかもなー

ー残すところあと 5時間ー
残り玉子 40個

テンションあげてがんばろフォア。

でもしばらくきゅうけいしよつと

AM 5:48
第四次プリン完成。
又、れいのとおり冷ぞうこでひやす。

こげた。

でも、どーでもいいね。
フフフ。
AM 5:50
ひやしてる間にもたべないとなー
よーしまた10コわってやるぜ


あっ
いつのまにか片手割りが完璧に
なってるよぅ。

人間ってふしぎだね!
AM 6:06
ワーイ
通算7回目のたまごやき。
アキアキデース。



っていうか この罰をやるって決めたときは色々
作ったりして遊んでやろうと思ってたんですけど
茶碗蒸しとかつくってみたりとかね。しかしまぁ
実際にやってみるとコレ、ワザワザ調理する気な
んて全く持って起こらないんですよね。んまぁ最
初の厚焼き玉子の段階で、すでにコレからの調理
について物凄く不安があったんですけど見事にま
ぁ、不安的中というかなんというか。っていうか
玉子を割るという行為ですら本当に苦痛で苦痛で
しょうがないんですよ。実際。黄身白身関係なく
見ただけで嗚咽が出てきますからねコレ。精神的
にも最悪ですねこの罰。本当に一歩間違ったら窓
からダイブしかねませんからね。真剣に何度も考
えたりしてますからねぇ。本当に危ないですね。
色んな意味で。しかしまぁ、コレだけの量の玉子
を食らってると味覚までもがいかれてきまして、
現在では何を口にいれても「味の素」の味しかし
ないんですよ。不思議ですねー。玉子焼きにはい
っさい味の素は使用してないんですがこれいった
いどうゆう訳なのか本当にわかりませんね。誰か



おっとダメダメ! 自分にもどっちゃだめ。

五感を殺しましょ。
エニグマさんにきてもらいましょ。
ウワーイ
AM 6:21
はい 完食。 ウフフ

え? ちょっと残ってる?
わかりません。
聞こえません。
理解できません。

というか。
こっちはもう玉子70個喰ってますんで。
重さにして4.2kg喰ってますんで。


うぅぅ・・・

うぁぁぁぁ!!
殺してくれ! もぅええ!!
殺せ! さぁ殺せェェ!!!


ウガァァァァァァァァァァッ・・・
AM 6:38
えー。
残すところ玉子もあと30個となりました。

なので
めちゃくちゃします。

まずわ。
玉子10個ミルクセーキ
(ミルクセーキ・・・玉子、牛乳、砂糖をまぜただけの飲み物。実は嫌い)


さぁやろう!
ブフェッフェッフェッフェッ
AM 6:40
はい!
というわけでジューサーに玉子10個割りマース。


うあ”  気持ちワル


見てるだけで吐き気が!
すごいです! 神秘です!
わーお

じようきょうそうにバッチリだね!
で、
牛乳、砂糖をぶち込む!


うひゃぁ


マジで引いた 飲むんですかコレ?
うわぁ・・・

じようきょうそうにバッチリですか?

さぁ まぜろ。
スイッチON。


ぎゃあ


なんですのん
ナミナミですやん。
・・・

じっじようきょうそう?
ハイ。
一気で。
ここんとこを詳しく言うと、流石に一気は無理でした
ぐびぐびと口に含み、喉に流しいれるも
体が玉子を拒否し始めている状態だったので
本当に大変でした

鼻から出るわ、飲みながらゲロがあがってくるわ
しかも、鼻からふきでるならまだしも
たらたらと流れ出てきやがりました。
しかも無意識に。 感覚なしに。
もぅ体がオカシイね。

汚い話で恐縮ですが。

←の写真は憔悴しきった顔してます。
なんとか、飲みきりました。
駄目です、吐き気を抑えるのに必死です。
死ねます。本当に死ねます。
でもね
ね、飲みましたよ。
(メモノートにこの文章を書いているときに
トイレに行きました。 理由は御察しのとおり。)
AM 7:20
ぐぇ。 もうアカンて。
コレで2吐。 うぷ。

あとはプリン4つと
玉子20個です。
ああ、終わりが見えて・・・
AM 7:35
ちびちびちびちびと
プリンを喰らい続けます。

ほんとうに
あたまと
むねと
おなかがおかしいんです。

ホントウニオカシインデス。
AM 8:20
たべおわりましまた。
とちゅうで2回吐きました。
4吐ですね

あたま、いたいです
むねがきもちわるいです
おなかがへんなおとたててます



あと20個ですね ウフフフフフ。
AM 8:40
さぁさぁさぁ ラストです

夢にまで見たラストです。
悪夢に終止符をうちます。
助けてください。

でわ、最後を飾るメニューは

20個目玉焼き。

喰えるかどうかは知らん。

さぁさぁさぁ
作るべし。
オブッ

いかんいかん
吐いちゃイカン。
俺はこれからこれを喰わねばならんのだ
吐いちゃ駄目だ。吐いちゃ駄目だ。

オブッ
とりあえず蓋だ。
見たくもない。
なにしろこの規模だ。
蒸し焼きにしないとな
オブッ
・・・・・・・・

全然焼けんじゃないか
まるで焼けんじゃないか

なんだ!
この煮え立つ卵白は!

なんなんだぁ!! うわぁぁぁぁ
・・・・・・・・

焼けました。
あまりの巨大さに皿に移すときに
崩壊しました。
一応、形は整えてみました。
直視できません。

ちなみにこの皿
ピザ用なんですが。
・・・・・・・・

頂きました。
頑張ってマス。
黄身が味の素で
白身がかまぼこの味がします。

終わりに向かってるはずなのに
気分はどんどん下降していきます。
・・・・・・・・

頑張ってマス。
気がふれたかのように手掴みで喰らっています
かめません。
かめません。
咀嚼できません。
流し込むのみです。
・・・・・・・・

頑張ってマス。
手掴みやめました。
熱かったです。

口にさえ運べなくなってきました。
・・・・・・・・

頑張ってマス。
無理に口に入れ
無理に噛み
無理に飲み込んでます。
より陰鬱な気分になってきました。
・・・・・・・・

頑張ってマス。
何もわかりません
味も
噛み方も
はしの使い方も
飲み込み方も
何もわかりません。
・・・・・・・・

頑張ってマス。
もう少し
もうすこし
モウスコシ
モ ウ ス コ シ

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
AM 9:41
完食
玉子100個完食




終わった。

終わった。

終わった。

やった。

よかった。

たすかった。

しにたかった。

くるしかった。

あくむだった。

じこくだった。

なきそうだった。

おわった。

おわった。

おわった。





おわった。




「後書」